【絵本】子どもを勇気づける「ラチとらいおん」おすすめポイント5つ
男の子を子育てしていると、感じることがあります。
それは、プライドが高くお調子者なのに、ちょっとしたことで弱気になってしまう繊細な一面もあること。そして、とっても甘えん坊。
個人差もあり、男だからとか女だからと決めつけるのは好きではありません。しかし、男の子ってちょっと弱虫だなぁ~って感じることが、多い気がするのです。
さて、私の息子も何かうまくいかないことがあると、すぐに弱気になってしまうタイプです。
今回は、そんな子どもを勇気づけてくれるおすすめの本を紹介します。
【絵本】子どもを勇気づける「ラチとらいおん」おすすめポイント5つ
本の情報
タイトル:「ラチとらいおん」
作者:マレーク・ベロニカ
ハンガリーの出身の絵本作家。
1961年の初版のこの作品は、発行以来、世界中の子どもたちに長く親しまれているロングセラーの名作です。絵本の口コミサイト等でも高い評判を得ています。
あらすじ
主人公の「ラチ」は、大のよわむし。犬を怖がったり、暗いところも怖くて
そのため、いつも友達から からかわれています。ある日、そんなラチのもとにらいおんが現れます。そして…
おすすめポイント5つ
1.シンプルでわかりやすいストーリー
余計な説明はなく、時系列で進んでいきます。4歳の子どもでも理解できます。
2.手に取りやすい色とサイズ
サイズはB5ノートよりも小さい16×23cm。鞄にも忍ばせられる大きさです。また、本体カラーは目を引きやすい真っ黒になっています。
3.ポップで、見やすいイラスト
色使いもポップで、タッチが滑らか。キャラクターが見分けやすい。
4.らいおんが可愛い!
らいおんが強そうなライオンではなく、ぬいぐるみのように可愛らしいゆるカワ系です。最初の登場シーンも、途中にでてくるラチとの体操シーンも、脱力系でシュール。
グッズも出ているみたいですね。こちらはペンケース。可愛い~~♡
5.子どもを勇気づけてくれる!
夢はかなうよ!と、気持ちを前向きにさせてくれる本。これが、長く親しまれている理由でもあるでしょう。
実際に4歳の息子と読んでみて
最初は、こちらが声をかける前からこの本を自分で見つけて、眺めていました。そしてパラパラとページをめくった後、「読んで~!」と私のもとへ。そこで一緒に読んであげたところ、しっかりと耳を傾けて聞いていました。らいおんの書いた手紙のページでは、少し神妙な顔をして見入っていました。その後も何度か読み返しています。
できるかどうかは気持ちしだい!
普段子どもと接していて感じるのですが、できるかどうかってほんの少しの気の持ちようだったりするんですね。その時の気分次第で、自信があると「一人でやれる!」と頑張ってやりぬける。なにか少し不安なことがあると、「できない~!」と弱気になってやめてしまう。(いや、できるでしょ?!って言いたくなるけど)子どもってわかりやすくて、うまくおだてると(笑)ご機嫌になってやってくれたりして。この本は、そんな子どもの心理を突いているなぁとも思いました。
もちろん、大人にもおすすめですよ。
ん?ところでこの本の設定、弱虫な男の子を強くするためにやってきたキャラクターって、どこかであったような。そうだ、あの日本の国民的某アニメ…あれです、あれえもん!なるほど、それで親しみやすいのかもしれないな…。
さて、あなた自身、また、あなたのお子さんはどうでしょうか?
4月から、新しいことにチャレンジするお子様、不安で一歩が踏み出せないあなた。きっとこの本が、背中を押してくれることでしょう。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。私も前からやってみたかった絵本の紹介ができた~!これも新しい一歩だぞ!わ~い!
以上、巻町アカネでした。