【実録】子供がインフルエンザになって、妻は6日間で無気力な廃人になっていた。
こんにちは、巻町アカネです。
みなさんは、気持ちの浮き沈みで情緒不安定になってしまうこと、ありませんか?
メンタルが落ちて無気力な時、気分が弾んで前向きな時。私もそんな気持ちの波が、だいたい一か月単位でやってきます。
先日、息子がインフルエンザにかかってしまったことをきっかけに、いつも以上にメンタルが落ちて無気力になってしまいました。
ということで今回は、情緒不安定な主婦の私が、無気力になってしまったときの一部始終を晒してみます。
そして、その背景にある主婦の生活と、解決策を考察してみました。
【実録】子供がインフルエンザになって、妻は6日間で無気力な廃人になっていた
子供のインフルエンザ発症から、妻が無気力になるまで
登場人物:妻(私自身)、子供(息子4歳 インフルエンザ発症)、夫
ことの顛末を時系列で書いていきます。
1日目
前回こちらの記事で書いた、名古屋ウィメンズマラソンの応援に行きました。
しかし、応援地点についてまもなく雨が降ってきたため、息子が「寒いから帰ろう~~」言い出す。すぐに応援を断念して帰宅すると、息子は膝が痛いという。体を触るとなんか熱い・・・。熱を測ったら39度4分。その夜は高熱のまま就寝し翌日を迎えました。
2日目
この日は幸い、夫がマラソンのお疲れ休みのため仕事を休んでいました。
朝イチに息子を連れて病院へいったところ、インフルエンザA型が陽性との診断!!流行も下火になっていたのに今ごろかかってしまいました。
さて、そんなわけで一週間、家からでられない状況になった私たちの引きこもり生活が始まりました。普段の息子は、熱が出ても元気なほうなのですが、インフルとなるとさすがに一日寝込んでいました。食欲もなく心配で神経を使います。
3日目
夫は仕事へ。ここから日中は私と子供2人で過ごします。発熱からは3日目、ここ2日高熱と戦った息子ですが、朝の時点で熱は37度2分。もう熱が下がりました。(なんて回復力!)とはいえまだ安静が大事。この日は家のおもちゃで遊んだり、絵本を読んだりゆっくりと過ごしました。
私も時間を気にせず子どもと遊べる、と前向きな気持ちでいました。ただ、食べやすさと栄養を考えていつも以上に献立に悩む。また、息子の機嫌が悪いので常に相手をしていました。
4日目
朝にはすでに平熱に戻りました。もうインフルは終息してきた模様。
子供も食欲が戻ってきて、元気を取り戻してきました。そうなると外に出たくなりますが、まだ外出はできません。そこで、一緒に翌日のホワイトデーに因みお菓子作りなどをしてみました。午後は、子どもがプラレールで遊んでいる間に庭の草むしり。(庭からリビングにいる子供が見えます。)
この日は夫が飲み会で、朝から寝かしつけまで一人で済ませました。また、夜はここ数日子供の眠りが浅いので私も熟睡できていません。このあたりまでは、家でやれることを探しながら子どもとの時間を楽しめてはいたのですが…。
5日目
子供もさすがに退屈してきて、おうち遊びも飽きてきました。そろそろ私にも精神的な疲れが出てきました。ずっと外出も運動もしていないせいか体がだるい。睡眠不足もあって気力もわかない。流石にやることが尽きてしまい、いつもより長くTVを見て過ごしていました。その後子供の機嫌が悪くなり、抱っこしていたらそのままふて寝。起きようとすると泣いてしがみつくので私も身動き取れないまま夜になりました。なんとか抜け出して、子供が寝ている間に夕食作り。折れそうな心で魚を賞味期限内に使い切る。
夫帰宅。夫のみ夕食を済ませ、子どもはそのまま寝る。私も食欲もなくそのまま就寝。夫も、疲れている私の表情に異変を感じ出す。
6日目
朝、昨夜の残りのおかずを食べる。朝からもう何もやる気がしない。
最低限の洗濯、昼食作り、片付け、おやつ、その後はただひたすらダラダラと座って過ごす。(子供の相手をしながら)私が何もしないので部屋は散らかり放題。無意識に、ただボーっとしていました。
夫が帰宅したときには、部屋は足の踏み場もないくらいにおもちゃは散乱し、洗濯物は干しっぱなし。カーテンも開けっ放しで部屋も暗い。夕食は済ませておらず作ってもいない。たった半日、子どもと過ごしていただけなのに、部屋は荒れ放題。 そしてソファーには、子どもと、横たわって廃人と化した私がいました。
子どもがインフルエンザになって6日目の夜でした。
夫からの言葉で我に返る
ただ無気力でボーっとしていたその時、夫にある言葉をかけてもらって、やっと体が動きました。
それから
子供と部屋を片付け
洗濯物を取り込み
夕食を作り
洗い物をして
お風呂を沸かして
洗濯物をたたみ
お風呂に入れて
寝かしつけて
ようやく、普段のことをやり終えました。
なぜ妻が無気力になるのか、その背景とは
いつもやっているからこそ目立たない
普段、夫が家に帰った時には
部屋は綺麗に片付いていて
洗濯物がたたまれていて
夕食も出来ている
家事も育児も、当たり前すぎて意識されにくいですが、それは毎日やっているからこそ。やっていなければ目立つのに、やっていると目立ちません。
たまに夫が家事を手伝ったときは感謝の言葉をかけられるけど、いつもやっている妻には、感謝の言葉をかけられない。それは目の前でやっていないから、実感ができないのかも知れないし、実際に同じ立場になっていないため理解しにくいのかも知れません。
妻がしていることを知っていますか?
妻が時に泣きながら野菜を切っていることを。
残されたおかずを虚しい気持ちで捨てるのを。
毎日トイレに飛ばしたおしっこを拭いているのを。
掃除したその日にまた床は汚れていきます。
やったことは毎日リセットされ、また同じ繰り返しの毎日。
実際の労働自体は些細なことの積み重ねですが、大げさにいうと家族の命と健康を支えています。それなのに、報酬も成果も残らず、評価もされない仕事のため、モチベーションを保って続けていくのは難しいのです。
妻をやる気にさせる一番簡単な方法
そんな妻が救われる、たった一つの言葉があります。もうお気づきでしょうか?
妻が夫にかけてもらった言葉とは
それは、『ありがとう』でした。たったこれだけで、毎日やる気がでます。
もし妻が家事をやらない、さぼっていると感じたら、モチベーションを保てなくなっているのかもしれません。その時こそ『いつもありがとう』と声掛けをしてみてください。さらに具体的な行動を褒めてくれると効果てきめん。言葉はタダです。出し惜しみする必要はありません。
※ただし、場合によってこの方法だけでは解決しません。重度の鬱の場合は専門家への相談をおすすめします。
根本的な解決ではないかもしれませんが、この労いと感謝の言葉をかけてもらえることが報酬・成果・評価を感じられることなのです。
誰かが知っていてくれる、認めてくれるだけで救われる。そして、それを家族がしてくれなければ、誰がしてくれるでしょう。
もちろん妻側も!いつも外で頑張って働いている夫に感謝をしています!お互い感謝と労いの気持ちを表すのは大事です!
最後に
主婦は、普段から社会との接点がなく孤独になりがちです。日々の積み重ねからくる鬱積した気持ち。それが、今回の看病の疲れや、家に6日間引きこもって社会との接点を絶ったことがきっかけとなって、現れてきたのでしょう。ただしこれは私の場合で、ワーキングマザーや完全ワンオペ育児など、もっと大変な状況でがんばっているかたも多いでしょう。
もしこれを読んで不快に思われたかた、いらっしゃったら、批判、反論なども受け付けてますのでコメント頂けると幸いです。
以上、主婦の戯言にここまでお付き合い頂きありがとうございました。
いいときは好奇心旺盛で、前向きになんでも挑戦してみるほうなのですが、ちょっとダメな自分もさらけ出してみました。因みに、今はメンタル回復しています。でもまた波はやってくるんですよこれが。
ところで、そんなことを繰り返していたら、だんだん夫も慣れてきたようです。以前に比べて『ありがとう』をよく言ってくれるようになりました。これも積み重ねでしょうか。
また更新が途絶えていたら、「あぁこいつまた落ちてんな~」とでも思っていただけると嬉しいです。